東南アジア海外就職。30代で新卒同様の給料で働くメリットはあるのか?

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東南アジア(主にタイ、ベトナム、インドネシア、マレーシア)の現地採用者の給料は概ね現地の物価レベルに合わせて決められている。

一番物価レベルの高いマレーシアでも1500ドルから2000ドル程度が一般的である。飛び抜けたスキルやトップマネジメントとしての採用でない限り20代でも30代でも40代でも概ね同じ給与レンジからスタートする。

20代前半であれば、業務を通じて学ぶ要素も強い。しかし経験のある30代40代のビジネスパーソンが東南アジアで新卒同等の給料で働くメリットがあるのだろうか?

今回はそんな疑問に迫ってみる。

現地採用者の役割

日系企業であれば、おそらくどの企業にも駐在員がトップマネジメントとして在籍している。彼らの任期は3年から5年が一般的だ。つまり3年から5年毎に新しい経営層が日本から派遣されてくる。現地採用者は、その駐在員の切り替わりのタイミングで、引き継ぎやローカルとの調整を円滑に進める役割を担うことが多い。もちろんローカル社員のマネジメントや自らの営業業務などのメインの仕事をこなししつつ、そんな調整業務をこなしていく。

したがって給料はローカル社員よりは多いが駐在員よりは少ない。1500ドルから多くとも2500ドルの間が一般的だ。企業としては駐在員を派遣するコストよりも安価に日本式の業務のわかる人材を採用できるため現地では重宝される場合も多い。

しかし給料の額を見ると決して恵まれているとは言えない。物価の安い東南アジアとはいえ、30代40代の経験のあるビジネスマンがこの給料で働くメリットがあるのだろうか。この部分を外資系企業との違いをふまえて考察していく。

外資系企業と違い

ここでは東南アジアの日系企業に絞りメリットとデメリットを考える。なぜなら東南アジアの日系企業で現地採用として働くケースと外資系企業では求められるものが異なるからだ。下記に、その違いをまとめてみた。一目瞭然だ。

東南アジア現地採用者の役割(日系企業)

  • ローカル社員をマネジメント
  • ローカル社員への教育
  • 組織で結果を出す

外資系企業での役割

  • スペシャリスト
  • 与えられた役割に対して個人で結果を出す

東南アジア現地採用のメリット・デメリット

30代のビジネスパーソンであれば一定のビジネススキルは習得しているはずだ。 現地採用のビジネスマンとして経験・スキル・知識を持ちながらも新卒同等の給与で働くメリット・デメリットを考えてみる。

メリット

  • 組織で結果を出すマネジメント経験が積める
  • 技術職から営業職などキャリアチェンジが可能
  • 海外経験が積める(応用力や柔軟性が身につく)

デメリット

  • 日系企業であれば成果をあげても給料には反映されない
  • (むしろ本社採用などへの打診があるかもしれない)
  • 専門性を磨く場所ではない

何を求めるかでメリット・デメリットは大きく異なる。東南アジアの現地採用では、ローカル社員へのマネジメントや教育を行いながら組織で結果を出すことを求められる。また今までの経験を新しいキャリアへとアピールできれば、技術職から営業職、営業職から人事などキャリアチェンジも可能だ。そして素晴らしい海外経験も積める。あなたがこれらをメリットと感じられるのであれば、東南アジア現地採用も一つのキャリアになるかもしれない。

一方、東南アジア諸国の技術レベルは発展途上にある。技術職で専門性を磨いていきたい場合は欧米に行くことをお勧めする。また成果をダイレクトに反映してほしい場合も日系企業ではなく外資系企業に行くべきだ。要求はよりシビアになっていくが、リターンも大きい。

最後に

私は当初1年のつもりでマレーシアに来た。営業とマネジメント経験を積みたかったからだ。結果として3年間もいてしまった。この3年間で営業とマネジメントそしてマネタイズの仕組みをみっちりと勉強させてもらった。

正直、給料には満足できなかったが、それ以上の経験と知識を得られることができた。

マレーシアに来た理由のもう一つが、人口が増え経済が発展し続けている東南アジアの国々を肌で感じたいと思ったからだ。

3年間の東南アジアでの生活を経て、街が発展していくさまを間近に見てきた。新しい建物はどんどん建設される。しかしテナントが入らずガラガラの商業施設やコンドミニアムが沢山ある。明らかに需要を上回るような供給量だ。投資のための建設という話も聞くが、需要を上回る供給物に価値があるのか疑問だ。日本のバブル期と同じ道をたどっているならば、東南アジアの国々も今後さらに激しく変化していくだろう。

東南アジアで過ごしたこの3年間は、社会や環境の変化とともに過ごした日々だった。様々な変化を見せてくれた日々は、何者にも変えられない私の財産だ。


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