青年海外協力隊とは?合格者の給料と倍率、そして帰国後の進路

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青年海外協力隊 アフリカ アジア オセアニア

皆さんは青年海外協力隊をご存知でしょうか?

電車に乗られる方であれば春先と秋の初めに中吊り広告等で募集がかけられているのを見たことがある人も多いかと思います。青年海外協力隊とは独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施する海外ボランティア派遣制度です。年に2回春と秋に募集が開始されるため、前述のように広告等で幅広い層に知られています。

今回はこの青年海外協力隊の内容とそこで得たキャリアを将来的にどう活かしていけるのか考えていきたいと思います。

青年海外協力隊とは?

青年海外協力隊 アフリカ アジア オセアニア

青年海外協力隊(せいねんかいがいきょうりょくたい、英: Japan Overseas Cooperation Volunteers, JOCV)とは、日本国政府が行う政府開発援助 (ODA:Official Development Assistance) の一環として、外務省所管の独立行政法人国際協力機構 (JICA) が実施する海外ボランティア派遣制度である。青年海外協力隊の募集年齢は20~39歳。募集分野には農林水産、人的資源、保険・医療などがあり、さらに120以上もの職種に分かれている。2013年7月末現在までに88ヶ国、計38,300名の隊員が派遣されている。

引用元:Wikipedia

上記の説明にあるように20歳から39歳までの方は青年海外協力隊として、40歳から69歳まで方はシニア海外ボランティアとして原則2年間、世界各地の現場に派遣されていきます。活動分野は計画・行政、農林水産、人的資源、保健・医療、社会福祉など非常に多岐です。

具体的な職種だとコンピューター技術指導員、小学校教諭、理科教育指導員、野菜栽培指導員、看護師、感染症・エイズ対策指導員、障害児教育指導員、自動車整備士、電気通信技術指導員、品質管理指導員、コミュニティ開発指導員、青少年活動指導員、スポーツ指導員(野球・サッカー・バスケットボール・柔道等)など120以上の職種があります。

これは現地ボランティア先の組織から、それぞれの分野の専門家の派遣要請が独立行政法人国際協力機構(JICA)に向けてあり、その要請を元に上記の職種が作られます。応募者はそれぞれの分野のエキスパートとして現地での技術指導や改善に取り組みます。

合格の難易度は?

私自身2008年から2010年の間に春・秋の合計5回、この試験を受けました。最後の試験では、「登録」という補欠合格にはなりましたが最終的に派遣要請を得ることはできませんでした。

敗因を分析してみると、私の能力不足もあったかとは思います。しかし最大の原因は私の経歴と提供できること、そして現地ボランティア先の求めていることの間にギャップがあったことです。その辺りを二次選考の面接官の方は目を光らせて判定していると感じました。青年海外協力隊として現地に派遣されてからではこのギャップは埋めることはできません。この溝があるままでは派遣先、青年海外協力隊としてボランティアをする本人両者が不幸になりかねません。不合格になった当時は非常に落ち込みましたが、今思うと当時の面接官の方の判断は正しかったと思います。

これはこのボランティアに合格することが非常に難しいということを意味するわけではありません。自分の提供できることと現地の求めていることの適合性をしっかりと見極めて、これから応募する方には準備して欲しいと思います。

合格者の給料と倍率にせまる!

アフリカ ボランティア

これに関しては実際に参加された方のレポートが参考になるかと思います。また、JICAのホームページでも詳しく記載されていますので、総合的に判断してください。

https://www.jica.go.jp/volunteer/application/seinen/support_system/treatment/short-seinen.html

現地での支給額が1カ月8万円〜13万円程度。数年前までは国内での積立金で帰国後の生活準備金として月85000円 x 24か月(派遣期間)で200万円程の国内手当がありました。現在ODAの予算削減により月55000円 x 派遣期間に変更になっています。

倍率は?

水産業や鉱業などの専門性が高くマイナーな職種は定員割れのケースも少なくなく、応募者なしの要請もあります。

特別なスキルがない人は青少年活動などバイタリティをアピールできる職種もオススメです。しかしこの分野は年齢と健康であるという要件を満たせば比較的誰でも応募ができるがゆえ10倍程度の倍率になることもあります。

私が受けた当時は4倍から8倍くらいの倍率が平均的であったと記憶しています。しかし倍率というのは要請案件に対する応募者数の比率であり、日本の経済情勢や相手国の状況にも左右されます。これに関しては自分の求める職種に絞ってリサーチしてほしいと思います。

そして帰国後の進路は?

帰国後 進路 キャリア

帰国後の進路として、専門性を高めるために大学院に進学する人、途上国開発を支援する企業に就職する人、NPO/NGOを立ち上げる人、一般企業に就職する人、教師に復職する人、社会復帰が難しい人・・・など様々です。

多くの方が書かれていますが、青年海外協力隊での経験を評価してくれる企業というのは日本では稀です。まず青年海外協力隊自体の知名度のがあまり高くないゆえ、企業側が活動に対するイメージを持ちにくいということ。また実際には2年という期間で外部からきた人間のできることとには限界があり、本人の活動に対するイメージと現実にギャップが生じてしまうことにも要因があります。

しかし実際には素晴らしい功績を残し、さらにステップアップして活躍されている人がいることも事実です。

青年海外協力隊への参加を目指す方には活動に対するイメージそして現実と折り合いをつける力さらには帰国後の進路のイメージをしっかり持って取り組んで頂きたいと思います。

最後に

「途上国の問題を解決する!」

私自身はそんな高尚な気持ちで青年海外協力隊に応募したわけではありません。

「日本の外の世界を見てみたい。」

純粋にそれだけでした。わたし自身は落ちた身ではありますが、だからこそ伝えられることを伝えていきます。そしてその後どんなキャリアを築いてきたのかも今後お伝えできればと思います。

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