マレーシア クアラルンプール発 社会起業家集団

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

社会起業という言葉をご存知だろうか?

社会起業とは社会が持つ潜在的・顕在的課題をビジネスの力によって解決する起業(企業)のことをさす。NPOともNGOとも異なり、事業として利益を得ながら社会問題を解決していく組織である。

昨今の日本では少子高齢化による人手不足や長時間労働など働き方や企業のあり方などが社会問題として取り上げられることが多い。しかし社会問題は国やその地域によって異なることも事実だ。人口が増え続け経済が上向いている東南アジア諸国では経済発展にともなう環境への負荷が社会問題の一つだ。

今回はマレーシア・クアラルンプールを拠点として「ものづくりの力」で持続可能な社会の構築を目指すSocial Enterprise(社会的企業)「Biji-Biji Initiative」を紹介する。

Biji-Biji Initiativeとは

Biji-Biji Initiative

「ビジビジ イニシアチブ」は、進歩的なアイデアを社会と共有することを目指すソーシャルエンタープライズです。私たちは持続可能な社会を目指し、廃棄物を創造的に再利用します。アイデアを共有するようなコラボレーティブな「ものづくり」が大好きです。廃棄された材料や基本的な電気技術、自然エネルギーを最大限に利用した建築技術などの新鮮で楽しいアプローチを用いて持続可能な生活のために周囲を刺激することを目指しています。

引用元:https://www.biji-biji.com/

ビジビジ イニシアチブは主にアップサイクルというアプローチで廃材や端材を用いて、新たなプロダクトやインスタレーション、アート作品を産み出している。彼らの素晴らしいところは積極的にシェアをする意識と多様性を受け入れる姿勢だ。思いを共有する仲間を世界中から受け入れ、多種多様なアイデアを元に彼らなりの答えをアウトプットしている。

近年では、マレーシアの金融機関が主催するビジネスコンテストでも賞を受賞するなど国内での注目度も非常に高い。

(アップサイクルに関してはこちらの記事が参考になる。)

アップサイクルとは?実例・製品紹介と持続可能な社会への取り組み

Biji-Bijiのアップサイクルプロダクト

https://www.bijibijidesign.com/

ビジビジのアップサイクルプロダクトは45%以上のリサイクル材を使用している。リサイクル材の入手経路も可能な限りローカルから行い輸送コストや環境的負荷を下げている。

筆者の印象では数年前に見たときよりも商品の品質やデザインの洗練性が格段によくなっている。商品はマレーシア国内のISETAN The GardensやKLCC PETRONAS TWIN TOWERのギフトショップで購入できる。海外発送にも対応しているため、興味のある方はホームページで確認して頂きたい。

社会的企業(Social Enterprise)の役割

社会起業家(しゃかいきぎょうか)は、社会変革(英: Social change)の担い手(チェンジメーカー)として、社会の課題を、事業により解決する人のことを言う。社会問題を認識し、社会変革を起こすために、ベンチャー企業を創造、組織化、経営するために、起業という手法を採るものを指す。

社会起業家(社会的企業家)により行われる事業は、社会的企業(ソーシャル・エンタープライズ、Social Enterprise)と表現されている。

引用元:ja.wikipedia.org

近年、日本でも社会起業が非常に注目されている。価値観の多様化とともに、単純に労働の対価として給料を得るだけではなく、社会的な価値を生み出すことに魅力を感じる層が増えているからだ。一過性のものではなく、事業として永続的な利益をベースとしながら取り組む社会起業であれば今後ますます増えていくべきものだと感じる。

時代が変われば、問題も変わる。変化する社会が抱える問題を常に認識し、その解決策を示せるスキルをいつの時代も持ち続けることが個人としても組織としても最大のリスク管理ではないだろうか。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク